さつまいもでおならが出る理由は?臭くて止まらないは嘘それとも本当?!
秋になるとスーパーで焼き芋が入口付近でいい香りをさせているのでついつい買ってしまいますよね。
でもさつまいもって食べ過ぎると臭いおならが出て、しかも止まらなくなっちゃうんでしょ?
と、思う人も多いと思います。
果たして本当にそうなんでしょうか?
さつまいもを食べるとおならが出る理由
漫画でもよくさつまいもを沢山食べると豪快におならをするシーンとかありますよね。
確かにさつまいもにはおならの回数を多くする作用があるようです。
その理由として、さつまいものでんぷんが消化しにくいという事があげられます。
普通は食べ物を消化するときに胃や腸が蠕動運動(ぜんどううんどう)をして食べ物を運んでいきます。
ミミズや蛇のように伸びたり縮んだりするような動きです。
ちょっと気持ち悪いな~って思いますが、お腹の中の事なので見えないのでご安心を。
この蠕動運動で胃から腸へ、そして最後は外に出すまで動き続けるんですが、
さつまいもに含まれているでんぷんの消化が遅いために、普通より蠕動運動をする時間が長くなってしまいます。
それによりさつまいもを食べるとおならをする回数が増えてしまうという事なんですね。
理屈からいうと食べれば食べるほどおならは沢山出てしまうという事になります。
さつまいもを食べたときのおならは臭い?
おならが沢山でてしまって更に臭いなんてこれはかなりゆゆしき事態です!
でも、さつまいもを食べたときのおならは実は無臭なので大丈夫です。
芋や豆類は発酵したものでアンモニアなどのくさい臭いを含まないおならになります。
ただし、発酵なので「ブッ!!」と結構大きなおならが出やすいといえます。
この辺はちょっと注意が必要になりますね。
ちなみに臭いおならはお肉を食べたときに出やすくこちらの方はとっても臭い腐敗したおならが出ます。
「スー…」っと音の無いおならが出やすいのが特徴です。
外に出にくいので、お肉ばかり食べている人はおならが腸にたまってしまう事もあります。
で、ここで気になるのがさつまいもをたくさん食べたら臭いおならが出るようになったという話もあるという事。
これは、今まで腸内にたまってしまった臭い腐敗したおならが、
さつまいもを食べることによって一気に外に出てきたからでは?と考えられます。
外に出るべきおならが中々外に出れずに、溜まってしまったおならは相当臭くなっています。
それがやっとのことで外に解放!!
それはそれは相当な臭いの物がでる可能性が高くなります…。
でも、体に溜め込んでおくと行き場を無くしたおならはやがて、体臭や口臭となって外に出てきますので、おならで出すことは悪い事ではないんですよ。
さつまいもを食べたときのおならを防ぐ方法はある?
おならが出やすいんだったらあんまり食べないほうがいいのかな?
となってしまいそうですが、さつまいもはビタミンC、ビタミンE、食物繊維、ビタミンBが多く含まれています。
美容にいい成分が沢山入っているのでむしろ食べたほうがいい食材なんです!
でもやっぱりおならが沢山出てしまうのは困りものですよね。
そんな人のためにさつまいもを食べてもおならが沢山でないようにする方法を紹介します。
その方法とはさつまいもを皮ごと食べる!です。
さつまいもを生のまま輪切りにすると皮の付近に白い汁が出て来るのですが、
実はコレはヤラピンというものでここに消化しにくいでんぷんを早く消化させる成分が含まれています。
消化を早くして蠕動運動の時間を減らせばおならをする回数も減るという事に繋がります。
ヤラピンは消化を早めるだけでなく、さつまいもに含まれている食物繊維と相性がとっても良くて便秘解消効果が期待できます。
さつまいもは、ダイエットや美容にもってこいの食材なんです。
まとめ
さつまいもを食べるとおならがよく出る理由は、さつまいもに含まれているでんぷんの消化が遅いから。
消化を早めるために皮ごと一緒に食べるようにすると消化が早まりおならの回数を減らすことが出来る。
さつまいもを食べたことで出るおならは無臭なのであまり臭いを気にすることはないが、発酵による音が出る可能性が高いのでそこだけ気を付けたほうがいい。
まとめるとこんな感じになります。
さつまいもを皮ごと食べるには煮物やさつまいもごはんにすると食べやすいです。
せっかくいい成分が含まれているのでよけないで一緒に食べるようにして
おならのの回数を減らして、便秘解消も一緒にしちゃいましょう!
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