チャタテムシの駆除の仕方は?バルサンでも退治できるの?
本シラミという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ホコリの溜まりやすい本の上や絨毯、果ては開封済みの小麦粉やお米などの中に侵入するのを好む虫のことで、これらはチャタテムシと呼ばれています。
このチャタテムシ、玄関やら本棚にわらわらとまとまっていることが多く少し気持ち悪いです。
今回はこのチャタテムシの駆除の仕方を紹介します。
チャタテムシはどんな虫でどんな被害がある?
チャタテムシ自体には特に毒など健康に実害があるものを有しているわけではありませんが、小さな虫が何匹も入っていた食品で料理をしようという気にはなかなかなりませんし、それらの点から不快害虫と呼ばれるものの一種です。
単位生殖を行うことが可能で、一匹のみで産卵を行い生涯を遂げるまでに100以上もの子供を残すと言われています。
この卵は10日前後で孵化し、孵化してからも早ければ当日から、生まれて4日程度までの間に産卵しますので増殖速度は高いと言えますね。反面、低気温や低湿度には弱いので冬の間に姿を見せることはまずない生物です。
主な健康被害としては、喘息のアレルゲンとしての被害が挙げられます。アレルギー喘息を持つ患者の20%がこちらのチャタテムシが原因というデータが存在しています。
見つけたら出来れば駆除していきたい虫ですね。
チャタテムシにバルサンは有効?
様々な虫に効果をもたらすバルサンですが、こちらのチャタテムシにも大きな効果を及ぼします。
ですが、こういった燻煙殺虫剤は卵にまでは効果がありませんので、一度使用してからは10日以上のスパンを空けてから再度使用されることが望ましいです。
また、建物の形状や家具の配置などによっては煙が行き届かず駆除しきれない場合もありますので注意が必要です。
バルサンでの駆除を試みるのも良いですが、バルサンは赤ちゃんやペットなどがいらっしゃるご家庭では成分による被害も懸念されますし、まずはチャタテムシの発生源がどこなのか幾つか目処を立ててその発生源を一つずつ潰していく、といった方法もまた良いと言えるでしょう。
そういった発生源の目処がつかない場合にバルサンを使用すると良いかと思われます。
チャタテムシの駆除の仕方はどうしたらいい?
チャタテムシが大発生する場合は多くの場合湿度が起因していますので、実は小まめな換気などが大きな影響をもたらします。
除湿機を設置するのも良いですし、単純に発生場所にムシューダなどの防虫剤を置くのも良いと言えるでしょう。
もちろん、先述のバルサンも効果的ですので状況に応じて駆除方法を変化させる、或いは双方とも試してみるなども良いと思います。
また、掃除機を使用してしまうと、チャタテムシのサイズの問題から通気口を通り抜けてしまいますので、コロコロなどの粘着ペーパーを使用しましょう。
こちらは駆除後の話になりますが、糞や死骸もアレルギーの原因となってしまいますので、日頃から掃除機をかけているご家庭でも数日に一回程度粘着ペーパーでの掃除をされるとチャタテムシの被害は更に少なくなるでしょう。
まとめ
衛生面であったり健康面であったり直接的な被害をもたらすわけではないものの、小さく繁殖しやすいことから見た目的にも不快ですよね。
なるべく湿度を高くしないよう心がけ、常に繁殖を防ぐ生活を意識できると良いですね。