加湿器にピンクのカビや白いカビが!放置しておくと加湿器病の恐れも?

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乾燥の季節、皆さんの家でも活躍しているであろう加湿器たち、掃除はされていますか?

我が家では子育ての忙しさを言い訳に、お手入れをサボりがちです。フィルター掃除のサインであるランプがピカピカと光っているのはわかってるんですが、ついつい見て見ぬふり。

でも、そんなことを続けていると結局、自分が後悔するんですよね。タンクを開けてみたら、何これピンクのカビ!?ヌメヌメ!白いカビまで!!なんてことも!

本当に子どものことを思うなら、ちゃんとお掃除しないと!

でも、加湿器のお手入れって、いったいどうしたらいいのでしょうか。何か効果的な方法はあるのでしょうか?

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ピンク色のカビのお手入れ方法

加湿器に水を入れようとタンクを開けたら…ん?ピンク色のものがこびり付いている?しかもなんだかヌメヌメしている…!なんて経験ありませんか?

ピンクのヌメヌメと言えば、お風呂でよく見かけるような気がしますよね。どうやら正体は同じみたいです。

謎のピンクのカビの正体は、「ロドトルラ」という酵母の一種のようです。

なんとカビじゃなくて酵母なんですって!ちょっと安心?

このロドトルラ、黒カビや白カビと違って、基本的には害は無いそうです。

かといって放置しておくと、黒カビの原因になったり、アレルギーを引き起こしたりするので、取り除いておくことが必要です。

お掃除には、エタノールを使うのが効果的みたいですね。

エタノールを染み込ませた布で拭いてあげると、綺麗にとれますよ!こびり付いちゃって、ちょっと拭いただけでは落ちない、という場合は、エタノールをスプレーして5分ほど待ちましょう。

その後拭き取れば先ほどよりはピンクぬめりが取れやすくなるはずです。

エタノールは、製品の変色や変形をまねく恐れがあるので、隅っこで試してから使用してくださいね。

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白いカビのお手入れ方法

ピンクのヌメヌメの正体は、お風呂場にもよく繁殖する酵母だと分かりましたが、同じくタンクにできる白い塊は、いったい何なのでしょうか?

これはよくカルキだと言われますが、どうやら本当は水に含まれるミネラル「カルシウム」が固まったものだそうです。

ですのでこれも、放っておいても身体に害を及ぼすことはありません。

でも、汚いタンクに入っている水で加湿されても複雑な気持ちになりますし、やっぱりお掃除することをオススメします。

白いカビには、クエン酸を水で溶かしたものを使用するのがいいみたいですよ!

カルシウムなどのミネラルはアルカリ性なので、酸性のクエン酸を使って中和させて落としやすくします。重曹やハイターなどはアルカリ性のため、今回のような場合には不向きになります。ハイターなんて、すごく落とせそうなんですけどね~。

お掃除のためにまず、クエン酸溶液を作りましょう。クエン酸溶液は、水1ℓに対してクエン酸大さじ2を溶かして作ります。

フィルターなどの取り外せる部品は溶液に浸けておきましょう。タンクにもクエン酸溶液を入れて、30分~2時間、できればひと晩浸け置きます。

浸け置いたら、よ~くすすいで、よ~く乾燥させます。可能ならば丸1日干しておきましょう。

クエン酸が残っていても、身体に害は無いですが、フィルターなどにくっついて結晶化してしまうと加湿器の機能低下に繋がるので、しっかりすすぐことがポイントです。

実は、先ほど紹介したピンクぬめりも、クエン酸で落とせるようなので、とりあえずクエン酸溶液に浸してしまう、というのも一石二鳥でいいかと思います。

加湿器病と加湿器の清潔

これまでピンクのぬめりや白い塊の除去方法を見てきましたが、これらはまだマシな方。

もっと怖いのは、黒カビや白カビが発生して、それが加湿器の出す蒸気にのって部屋中にバラまかれることです。放っておくと、アレルギーやもっと深刻な病気のリスクを高めることになります。

【加湿器病】という言葉を聞いたことがおありでしょうか?

不潔な加湿器を使用し続けることで、咳や発熱、倦怠感など、風邪に似た症状を引き起こす病気で、専門用語では「過敏性肺臓炎」と呼ばれます。

取り返しのつかないことにもなりかねないので、めんどうですが、加湿器はこまめに掃除しましょうね。種類にもよりますが、できれば週に1度、せめて2週間に1度が理想です。エタノールやクエン酸はドラッグストアで買えますし、そうそう高価なものでもありません。

タンクに入れておくだけで雑菌の繁殖を抑えてくれる製品などもあるので、忙しい方はそういったものをぜひ活用してください。

また、加湿器に入れる水は水道水にしましょう。できれば浄水器も通していないものがベターです。ミネラルウォーターなど、塩素が含まれない水だとすぐ腐ってしまうので、かえって不衛生になってしまいます。

お水は毎日取り換えてくださいね。

最後に

加湿器に付くピンクのぬめりの正体は酵母の一種、白い塊はミネラルだということが分かりました。

害はありませんが、エタノールやクエン酸を使って取り除くことで、黒カビなどの発生を防ぎ、加湿器病にならないように注意しましょう。

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