点滴のあとが痣になって消えない!痛くてどうしょうもない時どうする?
点滴のあと、気付いたら青く痣になっていたなんてことありませんか?数日経つのに、なかなか痣が良くならない。むしろひどくなっているような・・・
実は点滴や注射の後など、痣になってしまうのには原因があったのです。
また、点滴の最中や点滴後に針を指していた部分に痛みがある!様子を見ていいのか?病院で診てもらったほうがいいのか?
この時も様子を見ていい痛みとすぐ、看護師や先生に診察してもらう必要があるのです。
今回は、点滴や注射の後の痣の原因と、針が刺さっている部分の痛みの種類について紹介します。
点滴で痣になってしまう原因は?
点滴のあとに痣になってしまう原因は止血不足が原因と言われています。
注射や点滴のあと針を抜いた時に、先生や看護師に「〜分くらいは綿球でおさえていてくださいね。」と言われることが多いと思います。
この時、血が止まったからと指示された時間よりも短い間でおさえるのをやめてしまうことが原因です。皮膚の表面上血が止まっているように見えていても、血管部分の血液が止まっておらず、出血しており血管から漏れた血液が皮膚の下に溜まってしまうことで痣が出来てしまうのです。
痣にならない対策方法は?
基本的には、点滴など針を刺した後は3〜5分はしっかり止血しましょう。
そうすることで血管の血も止まり、痣になるのを防ぎます。また、「血が止まった」と思っても、しばらくは重いものなどは持たないようにしましょう。
これは、重いものなど持って血管に力がかかってふさがった血管の傷からまた出血して痣にならにようにするためです。また、針を刺した部分は揉まないようにしてください。
また、血管が細いなどで点滴や注射が刺しにくいいと言われたことがある人は採血時など何度か刺されることがあると思います。何度か刺されるとその分痣になりやすいです。
採血されることは痛みも伴うので、なるべくなら1度で済みたいですよね。血管が見えにくいのは体質などもありますが、血管見えにくいなどと言われたことがある人は採血する側の腕の手のひらをグー、パーにするのを何度か繰り返し血管が見えやすくなるようにしましょう。
●痣になってしまったら??
痣は何もしなくても1周間程度で良くなってきますが、痣の治りを早くするための1〜2日は冷やして温めることを何度か繰り返すと治りが早くなります。
●痛みが続く!医者に見てもらった方がいいの?
針を抜いた後は人によっては痛みを感じることがあります。
その時は針の刺してあった部分を冷やして、安静にして過ごしてください。
●痛みが何日も続く時は・・・
「血管痛」「血管炎」になっている可能性があります。
針を刺した時に少しずれて血管を傷つけて痛みが生じている時があります。時間が経つと良くなってきます。
また、いつも同じところで針を刺していたりすると血管炎になりやすいので、注射や点滴を定期的にしている人は毎回違う部位にしてもらうようにしましょう。
「血管痛」「血管炎」はすぐ何か処置が必要ではないので基本は冷やしながら安静にして痛みが和らいでくるのを待ちましょう。
●医師に見てもらう必要がある痛みは・・・
緊急に処置が必要な痛みの場合もあります。それは、針が刺してある部分が腫れてくる、痛みが強くなってくる場合です。
針が血管ではない部分に刺さっている時は、薬剤が漏れて、その部分が腫れてきて痛みを伴うことがあります。
薬剤が血管に入ってない可能性もあるので、その時はすぐに針を入れ直す必要があります。薬剤が漏れているかどうかは、看護師に伝えればすぐ確認してもらえるので不安な時はすぐ相談しましょう。
また、針を刺した時「しびれはありませんか?」と聞かれることがよくあると思いますが、神経に傷がついてしまった時はしびれが出る時があるのでしびれがある時もすぐ医師に診察してもらいましょう。
まとめ
点滴や採血の後など痣になるのには理由がありますが、針を刺す前や刺した後の少しの工夫で痣を防げることはほとんどです。
しかし、痣は1週間程度でどんどん薄くなるので気にしなくても大丈夫だと思いますが、痛みやしびれなどが伴い不安な時はすぐ診察してもらいようにしてください。