赤くない湿疹で痒みは無しこれってどんな病気?
突然ですが、湿疹ってイヤですよね。見えるところに出来てしまうと、人目が気になって外出するのも億劫になりがちですし、自分で鏡を見るのも憂鬱に感じます。さらに痒みがあると集中力も下がって仕事が手につかない!なんてことになりかねないかも。
生まれつきアトピー性皮膚炎を持っている私は、悲しいかなその手の肌トラブルは日常茶飯事なのですが…実は世の中には「痒みが無い」、「赤くない」湿疹があるというのです。いったい何なのでしょうか?今回は、痒みも赤みもない湿疹の正体に迫ってみたいと思います。
赤くない湿疹の正体は?どんな病気の可能性がある?
私が調べてみましたところ、赤くない、痒みもない湿疹の正体は、以下の3つの可能性が高そうです。
≪赤くない、痒みもない湿疹の正体≫
①乾燥
私もそうですが、乾燥肌に悩まされている方はこの世の中に少なくないはず!実は美肌の天敵・乾燥が原因で、湿疹が出来てしまうことがあるんです。
赤ちゃんにもこの症状が見られることがあるみたいですよ。
②汗疱
これは、手のひらや足の裏にできる、プツプツとした水ぶくれのようなものです。汗が外に上手く出ず、皮膚内部にたまってしまうことが原因。緊張した時、季節の変わり目に出やすい症状だそう。私もかつてなったことがありまして、その時はたいへんストレスのかかる状況にありました…。見た目気持ち悪かったので、自分の手を見るのも嫌で。は!思い出したら気分が滅入ってきました!
また、小学生~高校生の、若い方に多いんですって。成人には少ないらしいです。私はがっつり成人してましたけどな…。悪化すると、「異汗湿疹」や「手湿疹」という痒みを伴う症状に繋がりますのでご注意!
③光沢苔癬
だいたい同じ大きさの小さなプツプツが出来てしまいます。全身どこにでも症状は出るようです。この湿疹には光沢があって、基本的には痒みがありませんが、まれに痒みが出る場合もあります。
わりと若い方に出やすく、性別でいうと男性の患者さんがどちらかというと多めみたいです。
そして困ったことに原因不明…。原因不明って、聞いただけで気が滅入りますよね~。
さて、私の調査能力ではこのくらいの候補をあげるのが限界だったわけですが!症状が出ている部位によって、もう少しだけ絞り込めそうですね。手のひらや足の裏に湿疹が出ているのなら、おそらく汗疱かな~くらいには。
逆に手のひら、足の裏でなかったら、乾燥か光沢苔癬かな~くらいには…。いずれにしても、皮膚科の先生に伺うのが一番ですけどね!
赤くて痒みも無い湿疹治療法はあるの?
乾燥からくる湿疹の場合は、
以外にも…
・長風呂しすぎないこと!
・タオルでゴシゴシ洗わないこと!手でやさしく!
・汗を拭くときもゴシゴシしないこと!
・日に当たりすぎないこと!
・なるべく綿素材の衣類を着ること!
・洗濯洗剤が衣類に残らないよう気をつけること!
などに気をつけるといいようです。乾燥肌の方ならすでにご存じかもしれないですね!
汗疱の場合は、なんとか皮膚科に行って、塗り薬を処方していただくことをオススメします。あとは汗をこまめに拭き取ったり、ブーツを履くときは5本指ソックスにしてみたり、とにかく蒸れないようにするのも大切です。
光沢苔癬は先ほど書いた通り、原因不明ですので、治療法もなかなか難しいものがあります。とくに何の治療をしなくとも、自然と治ってしまうこともありますが、そうでないこともあり、人それぞれです。
皮膚科に行くと、ステロイド軟膏を処方してくれたりしますが、それも効く場合と効かない場合があるようで、とても厄介です。
湿疹なんて見るのもイヤですし、願わくば勝手に、できるだけ早く治ってほしいですね。
最後に
赤くない、痒みもない湿疹の正体として考えられるのは、「乾燥」「汗疱」「光沢苔癬」の3つでした。違う場合もあるので、詳しくはお医者様にかかりましょう。
乾燥が原因なら日々の生活習慣に気をつけること、汗疱や光沢苔癬なら皮膚科でお薬を処方してもらうことをオススメします。いずれにせよ、早く治りますように!