浣腸が効かない!癖になる?どうしたらスッキリ出来るの?
便秘に苦しんだ経験をお持ちの方、現在進行形で苦しんでおられる方、多いと思います!便秘解消に様々な手段が思い浮かぶ中、即効性で言えば浣腸の右に出るものは無いかと!
ですが、あまりに浣腸頼みになると、効かなくなってしまうことも…?
便秘の原因から正しい浣腸の使い方まで、一緒に見ていきましょう!
便秘とは?
皆さんもよくご存知かとは思いますが、念のため今一度、便秘とは何かをご説明したいと思います。便秘とは、便を出す回数が少ないこと、便がお腹の中に留まりがちになっている状態を指します。そして、毎日便が出ていたとしても、排せつに苦痛を伴ったり、便がまだ出そうなのに出ないかんじがする場合も便秘と言います。ちなみに、毎日出ていなくても、お腹に不快感が無ければ便秘と言わないそうですよ!これは意外!
さて、一口に便秘と言っても、いくつかの種類があるのをご存知でしょうか?中でも悩む人が多いのが次の3つです。
大腸のぜん動運動が弱くなったり、筋力が低下することで便を押し出すことが難しくなるために起こる便秘です。筋力の落ちる高齢者や、出産後の女性にも多く見られます。
②けいれん性便秘
ストレスが原因で自律神経が乱れ、腸のぜん動運動が活発になりすぎてしまう便秘です。便秘と下痢を交互に起こしやすい方は、このタイプの可能性が高いです。
③直腸性便秘
便意を我慢することの多い方によく見られる便秘で、便が直腸に達しても便意を感じにくくなっている状態です。
皆さんはご自分がどのタイプの便秘か把握できましたか?私はおそらく…①かな。
なんで浣腸が効かない?癖になる事ってある?
便秘薬、浣腸、マッサージ。便秘を解消する手段はいろいろとありますが、中でも即効性の高さが魅力なのが浣腸!排便までにかかる時間は人それぞれではありますが、某有名浣腸メーカによりますと、浣腸してからの待ち時間の目安は3分~10分とのこと。つまりだいたいの場合は、10分以内にスッキリすることができる、というわけですね!この即効性は他の方法では得られません。
しかし、浣腸が癖になると聞いたことはないですか?どうやらこれ、本当のようです。いわゆる「なれ」というやつですね!ず~っと浣腸で排便し続けていると、それが癖になって、浣腸しないと便を出せないようになってしまうんだそうです。製品の注意書きにも、連用しないようにと書いてあるはずです。
でもこれ、どんな薬でもだいたい同じことが言えますよね。長期連用しないでくださいと説明されているものがほとんどだと思います。便秘薬だって、飲み続けていると効果を感じにくくなりますもんね。それと同じ、何も浣腸に限ったことではないのです。
できるだけ自分の力で便を出す努力をし、どうしても辛い時のお助け役に浣腸を使ったり、飲み薬と併用することでも「なれ」を回避することができるそうですよ。
浣腸に頼らないオススメ排便方法!
できるだけ浣腸に頼らず自力で排便することが大切と言いましたが、どうすればいいのでしょうか?それはやっぱり、生活習慣を見直すことが大切なようです。どんなトラブルも、結局はここに行きつきますよね~!具体的にどういったことを心がければいいのかというと…
朝食を食べた後にトイレに行くなど、毎日同じ時間にトイレに行くようにすると、排便する癖がつきやすくなります。
②たくさん水分を取る
水分が不足すると、便が硬くなって出しづらくなりがちです。普段からこまめな水分補給を心がけるといいですね!今の時期、熱中症の予防にもよさそうです。
③適度な運動を心がける
買い物は歩いて行く、通勤時は1駅歩く、ジムに通ってみる、ヨガを始める…などなど、日常生活にちょこっと運動を取り入れることが理想ですよね!腹筋を鍛えるのが効果的だそうですよ。
④食物繊維を摂る
玄米、雑穀、海藻、豆、いも、キノコなど、食物繊維が豊富な食べ物を積極的に摂りましょう。不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のバランスは2:1がオススメです。
⑤ストレスをためない
先に書いた通り、ストレスも便秘の原因となりますので、ご自分に合ったストレス解消法を見つけたいところ!運動すると、筋肉もついてストレスも発散できて一石二鳥です。
⑥我慢しない
排便を我慢することも、やはり便秘の原因の一つ。便意を感じたら、できるだけすぐにトイレに行くようにしてください。
…と、いろいろ書き出してはみましたが、忙しい現代社会に生きる私達にとっては難しいことも多いですよね。でも、自分の身体のためですもの。全部やるのは無理としても、できることから始めていきたいですね!
最後に
便秘にもいろいろと種類があり、その原因も様々です。浣腸は即効性が高く、今すぐ出したいときに便利。ですが、連用すると身体が慣れてしまい、効果が弱まるので、いざというときの最終手段にするのがいいかと思います。
また、根本的に便秘を解消するために、普段の生活習慣を見直すことも大切です。