神棚の掃除を年末にしてしまっても大丈夫?女性でもやっていいの?
皆さんのお家には神棚ってありますか?私は今も、実家にも無かったので縁遠いのですが、お商売をされている方には身近な存在なのかもしれないですね。
さて、そんな神棚も放っておけばホコリが溜まるし汚れもします。なのでお掃除しないといけないのですが、神様にかかわる分、作法などが気になりますね!
そこで今回は、神棚を掃除する際に気をつけるべきことをまとめてみました!
神棚の掃除を年末にしてもいいの?
神棚のお掃除も、年末の大掃除の一環として行えばいいのですが、日付に注意してくださいね!なぜなら、1年の最後の3日間は避けなくてはいけないからです。その理由は…
「二重苦」という言葉を連想させるから。また、1年の中で9がつく最後の日(末日)であるため、「苦待つ」ととれるから。
≪30日、31日≫
「一夜飾り」「一日飾り」といい、神様をおろそかにすることになります。また、不幸があると慌ただしく祭壇を飾ることを想像させるので、これも縁起が悪いとされる。
と、こんなかんじです。いろいろ考えられているんですね~。神様が嫌な思いをされるといけませんので、神棚のお掃除は12月28日までに済ませてしまいましょうね!
神棚の掃除のマナーは?
ところで、神棚の掃除の作法ってご存知ですか?神様の手前、特に礼儀が大切ですよね。ここに簡単にまとめておきますので、よろしければご参考にしてください。
汚れた手で触るのは失礼ですよ!
服がドロドロの場合は着替えておきましょうね。
・始める前に挨拶をする!
「これからお掃除をさせていただきます。」など、
神様に一声かけてください。「二拝礼、二拍手、一礼」するとよりいいですよ。
お掃除が終わった時も、声掛けを忘れずに。
・清潔な白い紙の上で掃除すること!
間違っても、直接床に置いて掃除~なんてしてはいけません。罰が当たるかも!
・きれいな布で拭くこと!
どこかを掃除した後の、ドロドロの雑巾で拭かないでくださいね~!
また、神棚は木でできていますので、はたきでホコリを落とし、清潔な布で乾拭き、というように、水気を避けるようにしてくださいね。
供物皿や榊立てなどは、水洗いしても大丈夫なので、よく乾かしてから戻しましょう。
・和紙を咥える!?
なんのこっちゃと思うかもしれないですが、お札を触る時はこうするのだそうです。お札は神様の仮の姿なので、息がかかると失礼にあたるからなんですって!
どうですか?最後のお札を触る時のこと以外は、よく考えれば当たり前の事ともとれますね。そんなに難しいことはありませんので、緊張しなくても大丈夫!
ただ、神棚はだいたい高い所にあると思いますので、掃除の際は安定した足場を用意して、転ばないように注意してくださいね!
また、古い榊や紙は燃えるゴミに出してOKですが、古いお札や注連縄などは神社でお焚き上げしてもらいましょう。
女性でも神棚に触って掃除をしてしまっても大丈夫?
「女人禁制」なんて言葉がありますが、神棚も女性が掃除してはいけない、なんて話をしばしば耳にします。
女性が神棚に触れてはいけないとされるのは、神棚に祭られているのが「天照大御神」という女性の神様であるためとも言われます。神様が嫉妬してしまうんだそうな。
う~ん、美しい神様が、人間ごときに嫉妬したりするのでしょうかね?個人的には、もっと器が大きいと思うのですが…。
また、血(生理)が穢れと考えられているからとも。これ、神棚以外でも宗教がらみでよく聞きますが、なんだか、女性からしたら納得のいかない理由ですよね!絶対言い出したの男の人でしょ!みたいな。
そして、神棚の掃除はその家の「主人」がするものだからだ、という理由もあるみたいです。
ただいずれにしても、女性しかいないご家庭もありますし、最も家にいるのは主婦(つまり女性)だったりするわけですし、女性が神棚の掃除をしたらダメ!罰が当たる!なんてことはありませんよ!安心して、大切な神様の宿る神棚、しっかりきれいにして差し上げましょう!
最後に
神棚のお掃除は年末大掃除の際、12月28日までに済ませましょう。
29、30、31は縁起が悪いとされます。お掃除の際は神様に失礼の無いように!
また、女性が触るのはダメという話もありますが、そこまで気にするほどのことではありません。