さつまいもの汁でベタベタになってしまった服に黒いシミが!取る方法は?
芋ほりに行って、服がベタベタになったり、黒いシミを作ってしまったことないですか?特にあの黒いシミ、泥汚れかと思っていませんか?
実は違うんです!ではいったい何なのでしょうか?そして、なかなか落ちてくれない黒いシミ、ご家庭できれいに取り除くことは可能なのでしょうか?
今回はさつまいものベタベタや黒いシミの取り方をご紹介します!
ベタベタや黒いシミの正体は?
さつまいもを掘った後、服についたベタベタや黒いシミ、その正体はヤラピン(ヤラッパ樹脂)という成分で、さつまいもに含まれる植物性樹脂の一種。
松ヤニをご存知の方はアレを想像してみてください。あんなかんじのしつこいベタベタです。普通に洗っても落ちないくらいのベタベタなのです!
しかもこのベタベタは、時間が経つと黒く変色します。これが黒いシミの原因なのですね。黒いので泥汚れと間違えがちですが、全然別物ですので、泥汚れの落とし方では落ちてくれません。
そして、買ってきたさつまいも自体がベタベタしていたり、皮に黒い塊がこびり付いていたことありませんか?なにを隠そう、それもヤラピンです!
ベタベタしているので、知らない方は腐っていると思って捨ててしまうことも。
でもそれってとってももったいないことだったんですよね!
なぜなら、このヤラピンが出てくるということはさつまいもが新鮮な証拠。捨てるどころか、いい芋を選べたんだと喜んでいいところだったんですね。
ちなみに、さつまいもを切った時に切り口から染み出してくる白い液体、あれもヤラピンです。私もたまに出会うことがあったのですが、今まで特になんとも思っていなかったんですよね~。
ですが、あれが出てきた時は新鮮なさつまいもを買えたという証拠だったんですね。今度から楽しみにしておこうと思います!
さつまいもの汁でベタベタになってしまった服の洗濯の仕方は?
ここで疑問に思うのが、なぜ芋ほりでベタベタになるのかということ。切ったらべたつくのは分かるけど、なぜ掘っただけでもべたつくのでしょうか?
それは農家の方々が、さつまいもを掘り出しやすいように、あらかじめ蔓の部分を取り除いて(切って)くださっているから。
なので、土の中の芋は蔓を切り取った切り口からヤラピンが染み出している状態。そのため、掘り出した時にベタベタが付いちゃうんですね!
このベタベタ、普通に洗濯しただけでは落ちにくいので、漂白剤を使用して洗濯するのがオススメです。
黒いシミになってしまったらどうしたらいい?
さて、芋ほり時のベタベタは、放っておくと変色して黒くなってしまいます!これを落とすのはさらに厄介!普通の洗濯用漂白剤につけても、色が薄くはなれど、完全に落とすことは難しいです。ではもう諦めるしかないのか…?
いえいえ、諦めるのはまだ早い!
ここで登場するのが、「台所用の塩素系漂白剤」です。
薄めず原液のまま、シミの部分に綿棒などでチョンチョンと付けてください。そうすると綺麗に落ちるみたいですよ。洗濯用漂白剤でダメだった方、ぜひお試しください。
ただ色柄物の場合は、漂白剤に浸けるのがためらわれますよね。そういう時はお酢でパックしてみてください。少々のシミなら落ちる…かもしれません。
でも、絶対に落ちるという保証はないですので、芋ほりには汚れてもいい服を着て行ったり、捨ててもいいエプロンを持参したりするといいかもしれませんね!
ベタベタが手こびり付いたら…?
とりあえず、ゴシゴシこすり洗いしてみてください。それからタワシなどでゴシゴシこすってみましょう。
それでも落ちない時は、台所用の洗剤を付けてこすりましょう!
あとは少々残っていても、夜にお風呂に入ってふやけた所を、ボディーソープなどで洗えばだいたい落ちるはずですよ!
最後に
さつまいものベタベタや黒いシミ、その正体はヤラピンという樹脂。これは芋が新鮮な証拠です。
服に付いてしまったら、台所用の塩素系漂白剤を付けるとキレイに取れますが、芋ほりにはなるべく、汚れてもいい服で挑むのがいいですね。