ごめん遊ばせの遊ばせ言葉の意味って?使うと失礼になる?

漫画のお嬢様キャラなどが「ごめん遊ばせ」というセリフを言う場面、見たことないですか?

なんとなく「ごめんね」「失礼」くらいの意味だとは分かるのですが、お尻にくっついている「遊ばせ」、いったい何なのか気になりませんか?実は、「遊ばせ言葉」というものが存在するのです!

今回は、リアルで耳にする機会は少なくとも、少々気になるこの「遊ばせ言葉」について紹介します!

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何気なく使っているごめん遊ばせの意味って?

冒頭に登場した「ごめん遊ばせ」は、いわゆる「遊ばせ言葉」の一種。この意味を検索すると、

「不作法や相手にかかる迷惑についてお詫びの意を表明する尊敬表現。上品かつ丁寧な言い方。」

とあります。

まぁお嬢様キャラのセリフになるくらいですから上品な言葉遣いなのだろうとは思っていましたが、尊敬語の一種でもあったのですね!勉強になります。

ちなみに、「良家の子女が用いるというイメージがついている」ともあるので、 お嬢様でなくとも使ってOKなのかも…?

遊ばせ言葉はどんな場面で使う?

遊ばせ言葉は、もちろん「ごめん遊ばせ」だけではなく、たくさん存在します。

「ご覧あそばせ」「お取り遊ばせ」「お出かけ遊ばせ」などなど。動詞の後ろに「遊ばせ」をくっつけるのですね。

その「~遊ばせ」とは、実は「~する」の最上級の尊敬語。尊敬の度合い(ランク?)でいうと、「~する」<「~なさる」<「~遊ばす」という風になります。

「~遊ばせ」は「~遊ばす」が活用された形で、命令形・依頼形ということになるようですね。

ということで、「遊ばせ言葉」はすごく目上というか、格上というか、尊敬に値する方に対して使うのが正しいんですよね、本来は。

「天皇陛下が、美術館で絵画をご覧遊ばされた。」「皇后陛下が○○へお出かけ遊ばされた。」みたいなかんじでしょうか。

でも、最初は違和感があった遊ばせ言葉も、だんだんしっくりきていませんか?個人的に、皇室の方々が一番よく似合うような気がします。

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遊ばせ言葉は本当に尊敬語…?

確かに、文法上は尊敬語なのですが、実際言われるとちょっと小馬鹿にされたような気がしないでもないです。言う人や言い方にもよるでしょうけどね!

ですが現代では相手を下に見ているように取られることもありそうですね。だって考えてみてください。上司に「ごめん遊ばせ」なんて言えますか?なんだかお金持ちであることを鼻にかけて、相手を見下しているみたいに思えませんか?そう考えると、普段使いには向いていない言葉ですよね。

ただし、親しい友人間、家族間などで、ギャグのような感覚で使うのは大いにアリだと思います!「何その言葉遣い!」「お嬢か!」といった反応が得られ、話のネタになって楽しいかもしれませんよ?シリアスな場面で使うのはNGですが、和気あいあいとした雰囲気なら使ってみても面白いと思います。

遊ばせ言葉のルーツ

さて、ネタとしては面白い「遊ばせ言葉」ですが、どこで生まれた言葉なのでしょうか?そのルーツは、江戸の方言や江戸の芸者さんの言葉遣いにあるのではないかと考えられています。

その昔、明治時代に鹿鳴館の大臣職にあった方々は、芸者さんを妻にすることが多かったのですって!

そのため、芸者さんの使う「ごめんあそばせ」は鹿鳴館ではよく耳にすることができたのだとか。この時、妻になった芸者さん達の言葉遣いが、「ごめんあそばせ」の限らず、いわゆる「お嬢様言葉」というもの全体のルーツになったのではないかとも言われています。

そのうち「あそばせ」には「遊ばせ」という漢字があてられるようになり、女性が使う上品な言葉、つまり「遊ばせ言葉」になっていったようです。実際、昭和の初め頃までは使われていたみたいですよ!…まぁ昭和ってとても長いので、だいぶ昔っちゃ昔ですけどね。

最後に

「ごめん遊ばせ」はお詫びの表現。本来は最大級の尊敬の表現ですが、現代では見下しているようにも取れるため、ネタ以外では使わない方が身のため!

そのルーツは江戸の芸者さんの言葉遣いにあるのではないかと考えられています。

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