だだちゃ豆の美味しい茹で方は?塩加減や茹で方のコツはこれ!
まだ春だというのに、すでに暑いですね!そんな時は枝豆とビールで夏を先どりしたくなりませんか?
ということで今回は、いつもの枝豆とちょっと違う特別な枝豆、「だだちゃ豆」をご紹介したいと思います。
だだちゃ豆、聞いたことありますか?一般的な枝豆とどう違うのか、美味しい茹で方などまとめてみましたので、ぜひご覧ください!
だだちゃ豆と枝豆の違いは?同じ茹で方でもいいの?
一口に枝豆と言っても、その種類は様々。実に400種類もの枝豆が存在すると言われていますよ!
そう、そもそも枝豆という品種の豆があるのではなく、大豆を青いうちに取ったものを枝豆と呼ぶのです。枝豆すら大豆!そう思うと、日本人って大豆好きですよね~。味噌も醤油も豆腐も納豆も、全部大豆の派生品ですものね!
さて、枝豆といえば、鮮やかな緑色の美しい豆を思い浮かべますよね!
枝豆は400種類ほど存在すると書きましたが、
の大きく3つに分けることができます。
我々になじみ深い鮮やかグリーンの豆は白毛豆に分類される種。最も多く流通しており、クセが少なく万人受けする枝豆になります。
そして今回の主役である「だだちゃ豆」は、「茶豆」に分類される種になります。
だだちゃ豆の魅力は何といってもその「香り」!茹でるととても豊かな香りが立ちます。あんまり濃厚なので、これが苦手という方までいるほどだとか。
そして一般的な枝豆と比べて甘みが強く、コクが深い特徴があります。甘味成分が多品種の1.5~2倍、旨み成分も2~8倍とされています。オルニチンやGABAも豊富ですよ。
なので、もちろん好みによりますが、味わい深さでは圧倒的にだだちゃ豆の勝利なんですよね!
ところがこのだだちゃ豆、見た目はちょっと劣ります。なぜなら通常の枝豆に比べて少々小ぶりなうえ、産毛が茶色いんですね。
なので、茹でると鮮やかなグリーン!…というわけにはいかず。ちょっとくすんだ緑になってしまいます。インスタ映えはできないタイプですね。見た目では普通の枝豆に軍配が上がります。
また、7月下旬~9月上旬あたりの期間限定品で、山形県の庄内地方のみで栽培と産地も限られるため、お値段も少し高くなります。
なので、とっておきの日に食べたい枝豆ですね!
ちなみに、通常の枝豆とは茹で方も違うのかと思いましたが、これといった違いは無いようですね!でも、せっかくなので美味しい茹で方もご紹介しますね!
だだちゃ豆の美味しい茹で方は?塩加減や茹で方のコツはこれ!
①まずは軽く水洗い。塩をまぶしてゴシゴシこすり、産毛を取り除きます。
その後、再び水洗いします。
②たっぷりの水(豆の約3倍の量)に多めの塩(水1ℓに対し約大さじ2)を加え、
沸騰させます。沸騰したら塩と豆を入れ、強火で2、3分茹でます。
③茹で上がったらザルにあけて冷まします。うちわであおいで冷ましましょう!
仕上げに塩を振ったら完成です!
だだちゃ豆は香りが命!収穫後なるべく早い段階で茹でるのが良しとされるので、手元に届いたらすぐ茹でてしまいましょう!
さらに香りを守るために、あまり茹ですぎないのもポイントです。
塩は多め、ササッ茹でて素早く冷ますことを心がければ、美味しいだだちゃ豆が味わえるはずですよ!
だだちゃ豆とは?だだちゃとはどんな意味?
濃厚で美味しいだだちゃ豆、「だだちゃ」の意味ってご存知ですか?実はこれ、山形県庄内地方の方言で、「おやじ」「お父さん」という意味だそうです。
昔々、庄内地方を治めていたお殿様が大の枝豆好きで、毎日枝豆を持ち寄らせていたそうなのですが、「今日はどこのだだちゃの枝豆か?」つまり「今日はどこのおやじの枝豆を持ってきたのか?」と聞くのが常だったとか。
そこからきているみたいですね、だだちゃ豆。どうです?一つ賢くなりましたね!
最後に
だだちゃ豆は通常の枝豆より香り高く、味も濃厚!甘みも強いです。ただ小ぶりで茶色い産毛が生えているため、見た目は少々劣ります。
価格も高めですが、一度食べてみる価値あり!茹で方のコツは塩を多め、茹ですぎないことです!