おでんの大根の苦味が取れない!コンビニのように美味しくするには?
おでんの大根を自分で作るとなぜか苦くなってしまうなんて事ありませんか?
苦くない大根の作り方のコツをつかんでしまえばお家でもコンビニのように、美味しい大根作ることが出来ますのでその方法を今回はご紹介します。
苦い大根を美味しく!下ごしらえの仕方
ここで一つ豆知識!
大根の葉の部分と下の部分は味が違うのを知っていましたか?
大根は上の部分のほうが甘く煮物系に向いています。
逆に下の部分は辛みが強いので、ピリッと大根おろしなどでアクセントをつけたいときに向いているんですよ。
今回は辛みは必要なく、おでんを作りたいのでので葉の近くの部分の上半分を使ってください。
ここもとても大事なのですが、大根の皮の向き方です!
勿体ないかもしれませんが大根の皮を少し太めにむいてください。
輪切りにしたときに中に輪郭のようなものが見えると思いますが、そこからも苦味が出てきますので厚くむくことで取ってしまいます。
そんな場合は、味の濃いきんぴらなどにしてしまえば再利用できますよ♪
きんぴらにしてしまえば苦味は気にならないので美味しく食べる事が出来ます!
大根の苦味が取れておかずも一品増えて一石二鳥ですね!
また、ここは大根の苦みとは関係が無いのですが、大根は煮崩れしやすいので面取りをします。
面取りとは大根をカットした部分をぐるっと包丁でむきます。
これで型崩れしにくくなりますし、見た目も料亭のような上品な感じになります。
面取りしたことによりつゆにあたる面積も大きくなるので味が染み込みやすくもなります。
カットして余った部分は、厚くむいて残った皮と一緒にきんぴらにしちゃいましょう。
続いて隠し包丁を入れます。
大根に×印を入れる事です。
これをすると味が染み込みやすくなりますし、ゆで時間の短縮にもなりますよ。
長かったですが、ここまでが苦味のない美味しい大根を作るための下処理となります。
これをやっているのとやっていないとでかなり美味しさに差が出てきますので、苦くない美味しい大根を食べたいなら頑張ってやってみて下さいね。
大根の下茹での時間
長い下処理が終わったら次は下茹でに入ります。
下ゆでをする際に大根のアクを取るためにお米のとぎ汁を使って茹でます。
お米のとぎ汁が面倒な時は、お米一つまみ位を一緒に入れて煮でも大丈夫です。
私は面倒くさがり屋なのでお米を一つまみ入れるだけの方が多いです^^;
大根など根菜は沸騰する前の水の時から入れて煮ます。
根菜は煮るのに時間がかかりますのでこうすることにより
ゆで時間の短縮になります。
逆にほうれん草などの葉ものは沸騰してから茹でます。
火が通るのが早いですから茹ですぎ防止になります。
ゆで時間の目安は大根が半透明になったくらいです。
あまり火を通しすぎてしまうと次に煮たときに煮崩れの原因になりますので火が通りきってしまう前にあげて下さいね。
さて、大根が半透明になったら流水で洗い流していきます。
洗い流すときは流水で流すだけではなく、必ず手で大根のヌルヌルっとした部分も洗ってあげて下さい。
ここできちんと洗い流さないとアクが取り切れないので面倒でもしっかり流水で流しましょうね。
ここまでで下準備完了です。
あとは普通におでんに大根を入れてあげれば苦くない子供でも食べやすい美味しい大根の出来上がりですよ♪
おでんだけではなく煮物の下処理も同じなのでやってみてくださいね。
このひと手間をするだけで本当に美味しくなりますよー。
大根の味を染み込ませるには?
上記の処理をすれば、普通に煮たときよりもかなり美味しくなっているはずですが、更に美味しく味を染み込ませるには一度冷やすといいんです。
大根の煮物って、いつまでも煮込んでいても味が染み込まない事ってありませんか?
もう30分くらいずっと火にかけているのに全然味がしみこんでないなーって事よくありますよね。
実は煮物は煮込んだ後に冷ますときに味が染み込むんです。
少し手間ではありますが、早めに作って一度冷ましておくと味がよく染み込んだ美味しいおでんが出来上がります。
時間があれば朝に作って、夜に食べると味が染み込んで食べごろになりますよ。
まとめ
どうでしたか?
面倒だからといって、下処理をせずそのままおでんを作ってしまっては大根の苦味が全体的についてしまって残念なことになってしまいますが、少しの手間をかけると味の染み込んだ美味しいおでんを作ることが出来ます。
これを機会に下処理と下茹でをして作ってみてくださいね。
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